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03. ファシズムは「家族」の統制とともに

申し込み価格(税込):
26,000


9条改憲と共に、右派が「改憲の1丁目一番地」として主張しているのが、憲法24条改憲です。その思惑の中心にあるのは「家族」への介入と「女性」の統制です。再軍備には、兵隊を産み育てる「家族」の統制と支配服従関係への“慣れ”、「子供の命を守りたい」と思う母性の否定が必須だからです。戦前から連綿と受け継がれる「家族と女性の統制」という執念をさまざまな角度・時間軸から見つめ、ファシズムの萌芽について考えます。

●2019年 6月ー10月 
●金曜日19:00ー21:00
●全7回/定員30名 
●受講料:26,000 円




※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。
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6/14 右派を追い詰める「家族崩壊」

早川タダノリ (編集者)

右派は日本国憲法と戦後教育が「家族」を崩壊させてきたとして「危機感」を持っているようです。彼・彼女らを追い詰めるものはいったい何なのでしょうか?

●主著:『まぼろしの「日本的家族」』(編著)青弓社 2018/『「愛国」の技法―神国日本の愛のかたち』青弓社 2014
03. ファシズムは「家族」の統制とともに

6/28 聖人化する母

堀越英美 (ライター/翻訳家)

とどまることを知らない母性と自己犠牲の精神。そんな幻想的「母」はどのように生み出されたのか?

●主著:『不道徳お母さん講座―私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか』河出書房新社 2018/『女の子は本当にピンクが好きなのか』ele-king books 2016
03. ファシズムは「家族」の統制とともに

7/12 農家女性の戦後史からみる「日本型福祉理念」との闘い

姉歯 曉 (駒澤大学経済学部 教授)

農家の女性たちが新憲法のもとで夢見た未来を阻んできたものはなんだったのか?女性たちはそれとどのように向き合ってきたのか、農家女性の経験を通して「今、起こっていること」を考えます。

●主著:『農家女性の戦後史』こぶし書房 2018年/『豊かさという幻想「消費社会」批判』桜井書店、2013年
03. ファシズムは「家族」の統制とともに

7/26 新自由主義、家族と「日本型福祉理念」

伊藤公雄 (京都産業大学現代社会学部 教授)

40年前の大平内閣時代にすでに提唱されていた「日本型福祉社会」。自民党が女性の社会進出は「人生の安全保障」を「弱体化させる」とまで言い切ったこの時代から脈々と続いている家族への統制を振り返ります。

●共編著:『国家がなぜ家族に干渉するのか―法案・政策の背後にあるもの』青弓社 2017/『ジェンダーで学ぶ社会学〔全訂新版〕』世界思想社 2015
03. ファシズムは「家族」の統制とともに

9/27 反戦非暴力―憲法24条と9条は無二のペア!

水谷陽子 (弁護士/明日の自由を守る若手弁護士の会)

実は9条と共に古くから改憲ターゲットである24条。なぜ再軍備に24条改憲が必要?それは、軍事国家には「兵隊を生み出す家」「戦争する心を育む家」が必須だから。家制度を廃止に追い込んだ24条が持つ、「非暴力」「男子支配の否定」という核心と平和主義の関係に迫ります。

●共編著:同性婚人権救済弁護団 編『同性婚―だれもが自由に結婚する権利』明石書店 2018/あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)、前川喜平(編著)『イマドキ家族のリアルと未来―憲法カフェへようこそ3 憲法9条の陰でねらわれる24条』
03. ファシズムは「家族」の統制とともに

10/18 「夫婦別姓は伝統的家族を壊す」?

二宮周平 (立命館大学法学部 教授)

選択的夫婦別姓は「伝統的家族観を破壊する」―。保守の反対でいまだに法制化されない夫婦別姓。第1次訴訟の最高裁判決を振り返りつつ、なぜ右派がそこまで別姓という選択肢を許さないのか、探ります。

●主著:『家族と法―個人化と多様化の中で』岩波新書 2007/『新版・戸籍と人権』解放出版社 2006
03. ファシズムは「家族」の統制とともに

10/25 24条のまなざしを再検証―自立と連帯の要

講師交渉中

「家族統制」のために改憲が狙われる憲法24条。その24条の人権体系上の位置づけを再確認すると、自由権と社会権を連結させる「自立と連帯の要」であることが見えてきます。「男性支配の否定」という核心から放たれる、抑圧された人々の尊厳を守れという国家への強いメッセージ。24条が置かれた位置の意味を、かみしめてみましょう。