06. 食卓から世界を変える―今そこにある危機とオルタナティブ

06. 食卓から世界を変える―今そこにある危機とオルタナティブ

申し込み価格(税込):
35,000


おいしくて安全なものを食べると幸せな気持ちになれます。でも、それが誰かの犠牲の上にできていることを知ればどうでしょう。残念ながら私たちの食のシステムは〈いま〉を生きる誰かの犠牲だけでなく将来世代が同じものを食べられないシステムへと大幅に作り替えられています。

あなたにとって大切な一品は何ですか? その一品は20年後、50年後、100年後に食べられるのでしょうか?年々変わりゆく農業の社会風景に対して、世界では「アグロエコロジー」、「小規模・家族農家」などを標語に多くの農家と消費者が持続可能な農と食を取り戻し、維持するための取り組みをしています。先祖から脈々とつながる農の文化の守り手たち、新たな農文化を創り出す若手活動家、一粒の種子に未来をかける人びとと語り、あなたも未来に食卓を残す「フードセーバー」を目指しませんか?

●2018年5月-11月 
●隔週火曜 19:00-21:00
●全11回/定員30名  
●受講料:35,000円




※海外から参加の講師はテレビ電話での講演になります。出かける回は別途現地への交通費・宿泊費などがかかります。
※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。

(イメージ写真) CC : Icaro Cooke Vieira/CIFOR via Flickr
只今申し込みできません。お問い合わせください。

<5/29>【オリエンテーション】わたしとみんなの食べ物語

ファシリテーター:八木亜紀子(開発教育協会 職員/ PARC理事)

食や農のこと、どんなことが気になっている? 受講生のみんなに聞いてみたいことや話しあってみたいことは? 受講生同士で話しあいながら、お互いのことを知り、興味や関心を共有します。
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<6/12>「アグロエコロジー」とは何か?

印鑰智哉(日本の種子を守る会 事務局アドバイザー)

アグロエコロジーが学問、実践、社会運動として世界の食と農を変えている。単に農業運動に留まらず、その影響範囲は社会全体に、さらに世界全体に広がりつつある。その背景と意義について考える。

◎参考ウェブサイト:印鑰智哉のブログ
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<6/26>種子:一粒から広がる無限の可能性と「地球市民皆農」

斎藤博嗣(一反百姓「じねん道」/ SFFNJ 呼びかけ人)

「タネ」は、食と農、農と環境、空と大地、自然と人、過去と未来をつなぐ。ほんの一握りの人びとが独占しようとする「種子」の問題は、農と食にとどまらず、病める世界経済の表れで、それは、最も貧しい人々にさらなる犠牲を強いる。私たちは、ただ一つの土地「地球」を共有しているのだ。そこには小規模・家族農業の世界があり、あらゆる色彩のタネがあふれている。支配から独立して「よく生きる」地球市民のあり方とは…? 一粒一粒の種蒔きと種採りからはじめる暮らし。小さな田畑で、自らの手足で自給し、周りの自然と調和(自足)する、「一反百姓」の実践を通し、四季の巡りの中に身体を通じて感じることを、百姓みずからの言葉でお話しします。

◎編著、福岡正信著『百姓夜話 自然農法の道』春秋社2017
◎参考文献:
『食と農を支配するのは誰か?
-グローバル化時代における社会運動、民主主義、人権への新たな課題』上智大学IGC、国際基督教大学SSRI [共編]
上智大学IGCのHPよりダウンロード可。
http://dept.sophia.ac.jp/is/igc/images/35th_kokusaisimpo.pdf
◎参考ウェブサイト:一反百姓「じねん道」 の暮らしと仕事『農的ワークライフバランス日記』
http://blog.goo.ne.jp/hootenfarmer
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<7/10>日本の小規模・家族農家の実情

大野和興(農業ジャーナリスト)

日本で長らく本来の農をつないできた小規模・家族農家の実情と消費・流通の課題を考えましょう。
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<7/22(日)>【三重県伊賀市を訪ねる】農と教育と実践と:愛農会〈愛農学園・ 大学講座〉を訪問

村上真平(愛農会 代表)

日本の中で持続可能な農の教育現場を維持するとともに世界の農民運動ともつながる愛農会の現場を訪問し、お話を伺います。

<7/31>「家族農家の10年」がもたらす農の新たな革命

関根佳恵(愛知学院大学 准教授/SFFNJ 呼びかけ人代表)

国連が「家族農家の10年」を設置したことの意味と、FAOや世界食料保障委員会などの国際機関が目指す革新的方向性について、現地からお話しします。

◎参考ウェブサイト:小規模・家族農業ネットワーク・ジャパン(SFFNJ)
https://www.sffnj.net/
◎参考文献:国連世界食料保障委員会専門家ハイレベル・パネル著、家族農業研究会・(株)農林中金総合研究所共訳『家族農業が世界の未来を拓く―食料保障のための小規模農業への投資―』農文協2014
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<10/2(予定)>世界の食の運動──それは経済・社会そのものを変革する運動

Judith Hitchman(URGENCI/交渉中)

食の運動とは消費者だけでできる運動ではなく、農家だけでできる運動でもない。それぞれの権利と尊厳を守る活動であるとともに、地域・国家・そして世界の経済そのものを見直さなければならない運動へと展開していく。そのグローバルなダイナミズムを紹介します。
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<10/16(予定)>ブラジル:小規模農家と連帯するネットワークが水源を救う

Daniel Tygel(ペドラブランカ自然保護区支援連合 事務局長)

ブラジル・サンパウロ州の小さな町で水源林が脅かされようとしたときに地域の労働組合、環境団体、人権団体、消費者団体、生産者組合、そして全国的に活動する環境・人権NGOが集まったとき、そこから生まれた抵抗運動はアグロエコロジーに基づく生産と消費のネットワーク、そして流域下流の都市と水源林付近の農村のネットワークを作る運動だった。各種民衆運動がアグロエコロジーをキーワードに合流し、運動を展開する様をご紹介いただく。
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<10/30(予定)>中国:小規模農家と消費者の連帯が地域に食の安全を取り戻す

Shi Yan(Shared Harvest/交渉中)

中国で失われてしまった食への信頼を取り戻すために小規模の提携ネットワークが次々と作られていく。それは食の安全だけでなく地域の食料主権を取り戻す運動にほかならない。

<11/10-11>【1泊2日合宿 千葉県成田市を訪ねる】自分の手で作る食糧システム──自給農園ミルパを訪れる

石井恒司・伊藤文美(自給農園ミルパ)

何よりも自分の手を動かしてみよう。食べ物を育てることから考えるこれからの食糧システム。
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<11/27>手に「食」持寄り交流会──自分が未来に残したい一食を持ち寄ろう

ファシリテーター:ソーヤー海(共生革命家)

一人一品手作りで持ち寄ろう。そしてその一品に込めた物語を共有し、そこから新たな食の運動をみんなで作っていきましょう。
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