04. フェイクニュースの時代を生きる

04. フェイクニュースの時代を生きる

申し込み価格(税込):
30,000


米トランプ政権誕生から1年。都合の悪い報道を「フェイクニュース!」と罵倒する大統領の姿が物議をかもす一方、ネット上を中心に瞬時に広められる事実無根のデマ、文字通りの「フェイクニュース」は、一国の選挙結果をも揺るがすものとして、世界各地で問題になっています。政治家は事実を語っているのか? マスコミは伝えるべきことを伝えているのか? 次々と目に飛び込んでくる情報は根拠のあるものなのか? マスメディアへの不信とフェイクニュースの時代のなかで、確かな事実を手にし、真実を見つけるために、いま私たちに何ができるのでしょうか? 市民による「ファクトチェック(真偽検証)」や「調査報道」の実践を通して、この民主主義の危機を乗り越える道を一緒に探りましょう。

●2018年5月-12月 
●原則として月1回木曜日 
●全9回/定員30名  
●受講料:30,000円




※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。

(イメージ写真) CC : Joe via Flickr
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<5/24(木)19:00-21:00>【オリエンテーション】メディア不信とフェイクニュース

立岩陽一郎(調査報道NPOニュースのタネ 編集長)

事実を大事にすることは民主主義の重要な要素でしょう。では、事実を大事にするとは? 日本のメディアは事実を大事にしてきたのでしょうか? 考えます。

◎主著:『世界を変えた非営利調査報道』新聞通信調査会 2018年3月刊行予定/『ファクトチェックとは何か』(共著)岩波書店 2018年4月刊行予定 ◎参考ウェブサイト:Yahoo! ニュース個人 立岩陽一郎:「ちょっと愚直ですが…
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<6/14(木)19:00-21:00>政治家の発言をファクトチェックする

立岩陽一郎(調査報道NPOニュースのタネ 編集長)

去年行われた総選挙ファクトチェックを題材に、ファクトチェックとは何か、政治家の発言をどう検証するのかを考えます。

◎参考ウェブサイト:「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)

<6/28(木)19:00-21:00>ファクトチェックは誤報・虚報を〈見える化〉する

楊井人文(特定非営利活動法人 ファクトチェック・イニシアティブ 理事兼事務局長)

既存メディアにもネット上の情報にも様々な誤報・虚報がたくさんあります。誤った情報に惑わされにくい社会を築くためにどうすればよいか、一緒に考えましょう。

◎主著:『ファクトチェックとは何か』(共著)岩波書店 2018年4月刊行予定 ◎参考ウェブサイト:Yahoo! ニュース個人 楊井人文:「ファクトチェック・レポート」/「マスコミ誤報検証サイトGoHoo
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<7/26(木)19:00-21:00>世界を覆うメディア不信 ──共通の課題、国ごとの課題

林 香里(東京大学大学院情報学環 教授)

いまなぜ世界中で「メディア不信」が話題になっているか、だれがその「不信」を語っているか、それがどのような帰結を生みつつあるのか。ドイツ、英国、米国、日本の事例を検証し、みなさんとともにマスメディアの現状を自分たちの問題として考えていきたいと思います。

◎主著:『メディア不信─何が問われているのか』岩波新書 2017
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<8/30( 木)19:00-21:00>映像をファクトチェックする

永田浩三(武蔵大学社会学部 教授)

イメージを喚起したり共有するうえで、テレビやネットの世界での映像の力は大きい。しかし、時には映像が一人歩きしたり、真実からかけ離れてしまうことも起きています。沖縄の基地問題を扱ったフェイク番組、シリア内戦下での謎のブロガー事件の顛末など、いくつかのケースをもとに、なぜフェイクな映像が蔓延するのか、われわれはそれらとどう付き合えばいいのかを考えます。(講座では、なるべくホットなテーマを扱いたいと思います。)

◎主著:『ヒロシマを伝える─詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち』WAVE出版 2016/『NHKと政治権力─番組改変事件当事者の証言』岩波現代文庫 2014
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<9/27(木)19:00-21:00>政治資金収支報告書を読む──NPOメディアと市民が変える「政治とカネ」

立岩陽一郎(調査報道NPOニュースのタネ 編集長)

「政治とカネ」は最大のスキャンダルと言ってよいでしょう。政治資金収支報告書を読み込むことで政治の透明性、市民の役割、調査報道とは何かなどについて考えます。

◎ 参考ウェブサイト:「公益財団法人 政治資金センター

<10/25(木)19:00-21:00>NPOメディアで目指す探査ジャーナリズムとジャーナリスト養成

渡辺 周(ワセダクロニクル 編集長)

誰もが情報発信できる時代だからこそ、必要とされるプロのジャーナリストとは?
共に考えましょう。

◎主著:『プロメテウスの罠 3、6』(共著)学研パブリッシング 2013, 2014/『探査ジャーナリズムとNGOとの協働』(共著)彩流社 2017 ◎参考文献:『花田達朗ジャーナリズムコレクション第2巻 ジャーナリズムの実践─主体・活動と倫理・教育2』 彩流社 2018
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<11/29(木)19:00-21:00>なぜ官邸会見に臨み続けるのか──暴走する政権と忖度するメディア

望月衣塑子(東京新聞社会部 記者)

2017年6月6日から、社会部に身を置きながらも官房長官会見に出続けています。なぜ、会見に出続けるのか、その動機と会見から浮かび上がってくる記者クラブ制度、メディアのあり方について話します。

◎主著:『THE 独裁者─国難を呼ぶ男! 安倍晋三』(共著)KKベストセラーズ 2018/『追及力─権力の暴走を食い止める』(共著)光文社 2018◎参考文献:望月衣塑子『武器輸出と日本企業』角川新書 2016/鉄筆編『日本国憲法─9条に込められた魂』鉄筆文庫 2016
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<12/20(木)19:00-21:00>【ディスカッション】 送り手/受けての枠組みを超えて

立岩陽一郎(調査報道NPOニュースのタネ 編集長)
永田浩三(武蔵大学社会学部 教授)

参加者全員で議論して過去8回のセッションを総括します。日本のメディアを変えていくためにジャーナリストと市民がすべきことは何か、提言をまとめます。