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10. 纏(まと)う―衣服から考える私たちの暮らし
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10. 纏(まと)う―衣服から考える私たちの暮らし

申し込み価格(税込):
32,000


私たちが日常生活の中で何気なく身につけている衣服にはどんな物語が隠されているのか探ってみましょう。日本人は衣服をどのように作り、扱ってきたのでしょうか。また、今、世界では、私たちが日常的に身につけている衣服をめぐってどんなことが起きているのでしょう。身近な衣料素材であるコットンを軸にしつつ、素材を知り、国内外の動向を学び、服をまとうことの意味を学ぶことで私たちの暮らしについて改めて考えてみましょう。

●2017年5月-12月
●原則として金曜日 19:00-21:00
●全9回/定員20名
●受講料 32,000円




※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。
※出かける回の交通費などが別途かかります。

(イメージ写真) CC : nevil zaveri via Flickr
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<5/19> 【オリエンテーション】

この講座で共に学ぶ受講生同士が出会い、語る時間をとります。どんなことに興味があるのか、受講理由などを共有し、学びの目的を確認したいと思います。また、オプション企画「やってみよう、綿花栽培」についてもPARCスタッフがご案内します。

<5/26>あなたはいま,何を着ていますか?

中谷比佐子(株式会社秋櫻舎 代表取締役/きもの文化研究家)

「きもの」になる絹も麻も木綿も染材も、もともとはみな植物です。それを育てる人びろや自然があってこそのものです。そうした「きもの」の背景にあるものから、「着る」ということについてご一緒に考えてみたいと思います。

◎主著:『きものという農業』三五館 2007/『二十四節気ときもの』三五館 2009
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<6/10(土)>13:00-16:00【東京都浅草を訪ねる】アミューズミュージアム展示「BORO」を観る

辰巳 清(「布文化と浮世絵の美術館」アミューズミュージアム 館長)

布文化と浮世絵の美術館として近年、訪日外国人の方々などご来館者が急増し、ルイ・ヴィトン、コム・デ・ギャルソン等が当館に影響を受けたコレクションを発表する等、国内外のクリエイターから注目される美術館として定着してきました。今回は、常設展示「BORO」をご一緒に観たいと思います。

◎参考ウェブサイト:「アミューズミュージアム常設展示「BORO」
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<7/14>「綿100%」は農薬と遺伝子組み換えだらけ?

印鑰智哉(オルター・トレード・ジャパン政策室 室長)

コットンはもっとも世界を汚染する作物の1つと言われます。特に遺伝子組み換えの割合が多い。なぜそうなってしまったのか、変えることはできないのか、について考えます。

◎主著:「急拡大する南米地域の遺伝子組換え作物栽培と抵抗運動」『農業と経済』vol.83 ◎参考文献:バンダナ・シバ(著)松本丈二(訳)『バイオパイラシー─グローバル化による生命と文化の略奪』緑風出版 2002 ◎参考ウェブサイト:「印鑰智哉のブログ
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<8/4>「綿100%」、オーガニック&“Made in Japan”でいこう!

森 和彦(日本オーガニック・コットン協会 理事長)

世界の綿花を見て触って、その良さや特徴を知ることからはじめ、オーガニックコットンの良さや役割、世界のオーガニックコットン製品の認証基準、日本の綿花栽培、オーガニックコットン栽培についてお話ししたいと思います。

◎主著:『タオルの知識』東京タオル卸商業組合 1994 ◎参考文献:日比 暉『なぜ木綿? 綿製品の商品知識』日本綿業振興会 1994/日本紡績協会(監修)『綿花から織物まで』日本綿業技術・計算研究所 2001
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<9/8>手つむぎの糸と草木染の村とともに

ウエダタカユキ(スワラジ工房 代表)

2004年、ガンジーによる手つむぎの思想に感化され始動したスワラジ工房。インドシナの山岳民の麻、コットンの手仕事を通じて、今の私たちの暮らしをあらためて問い直します。
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<10/7(土)>10:00‐15:00【千葉県船橋市を訪ねる】体験しよう、綿花から糸になるまで

加勢房男(有限会社しもつふさ学舎 案内人)

滅びつつある「和綿」を次の世代へ引き継ぐため、栽培・収穫・糸紡ぎ・織りなどのワークショップを開催しています。春に種の無償配布もしています。

◎参考ウェブサイト:「しもつふさ学舎
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<11/10>あなたのその服、安すぎませんか?

長田華子(茨城大学人文社会科学部法律経済学科 准教授)

近年、非常に価格の安い洋服があふれています。本講義では、どうしてこんなにも洋服の価格が安いのか、世界第2位の衣料品輸出国のバングラデシュの事例から考えます。

◎主著:『990円のジーンズがつくられるのはなぜ?』合同出版 2016/『バングラデシュの工業化とジェンダー』御茶の水書房 2014 ◎参考文献:長田華子『990円のジーンズがつくられるのはなぜ?』合同出版 2016/長田華子「低価格の洋服と平和 バングラデシュの縫製工場で働く女性たち」堀 芳枝(編著)『学生のためのピース・ノート2』コモンズ 2015
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<12/9(土)>13:00‐15:00 グローバルからローカルへ―ブータンから衣を考える

辻 信一(明治学院大学国際学部 教授/ナマケモノ倶楽部 世話人)

本講義の一ヶ月前に行われる「幸せの経済国際会議」に踏まえ、“GNH(国民総幸福)”の国・ブータンの奥地で始まったコットン文化再生運動から、ローカリゼーションの意味を考えます。

◎主著:『弱虫でいいんだよ』筑摩プリマー新書 2015/『よきことはカタツムリのように』春秋社 2016 ◎参考文献:辻 信一『タシデレ!─祈りはブータンの空に』(DVDブック)SOKEIパブリッシング 2016/ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ、辻 信一(共著)『いよいよローカルの時代─ヘレナさんの「幸せの経済学」』大月書店 2009
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