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04. 現代社会を知るための10のキーワード―社会に流布する「コトバ」の裏側
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04. 現代社会を知るための10のキーワード―社会に流布する「コトバ」の裏側

申し込み価格(税込):
32,000


新聞やテレビでよく耳にする言葉。何度も聞いているうちに当たり前のように感じ、素直に受け入れてしまっていませんか? しかしその言葉の背景には歴史や政策・制度の変容があり、私たちの暮らしに直接影響を及ぼしかねない重大な問題が潜んでいます。このクラスでは、現在広く浸透している10のキーワードを挙げ、どのような問題があるのかを読み解きます。

●2017年5月-11月
●原則として水曜日 19:00-21:00
●全10回/定員30名
●受講料 32,000円





※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。

(イメージ写真) CC : Ajith Kumar via Flickr
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<5/24>【オリエンテーション】美しい言葉の裏に見える現代を解きほぐす

武田砂鉄(ライター)

国民を心地良くさせるために練られた言葉が実際に政治を動かしています。一方で、暴言・失言は「揚げ足を取っても仕方ない」と許されています。責任を持たない為政者の言葉を問います。

◎主著:『紋切型社会─言葉で固まる現代を解きほぐす』朝日出版社 2015/『芸能人寛容論─テレビの中のわだかまり』青弓社 2016
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<6/7> 経済成長/成長戦略か、成長しなくてもやっていける戦略か

平川克美(立教大学 客員教授/早稲田大学 講師/隣町珈琲 店主)

現在の先進国に起きている現象をひとことで言えば、自由貿易と経済成長という二つの神話が揺らいでいることです。エマニュエル・トッドは、これを「グローバリズム疲れ」と言いました。講義では、こういったことがなぜ起きているのか、これからどうなるのかについて、人口動態学の成果を踏まえながら解説します。

◎主著:『移行期的混乱─経済成長神話の終わり』筑摩書房 2010/『グローバリズムという病』東洋経済新報社 2014
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<6/21> 2020五輪/開発される東京、動員される国民

山本敦久(成城大学社会イノベーション学部 准教授)

2020年東京オリンピックは、復興を掲げながら、復興の現実を覆い隠す災害オリンピックです。数週間のイベントに多額の税金が投入され、都市の再開発は排除と貧困を生み出します。レガシー、夢、希望といったレトリックを使いながら国民を動員していくしくみを解き明かし、批判的に東京2020を考えていきます。

◎主著:『反東京オリンピック宣言』(共著)航思社 2016
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<7/5> 一億総活躍社会/保育園不足、賃金格差の中で女性は活躍できるの?

竹信三恵子(ジャーナリスト/和光大学 教授)

一億総活躍社会とは、老若男女問わず、だれもが死ぬまで休まず、国のために「活躍」させられる社会。そんなアベノミクス発ディストピアのからくりを徹底解説します。

◎主著:『家事労働ハラスメント─生きづらさの根にあるもの』岩波新書 2013/『正社員消滅』朝日新書 2017 ◎参考文献:竹信三恵子『家事労働ハラスメント─生きづらさの根にあるもの』岩波新書 2013/ 大内裕和、竹信三恵子 (共著) 『全身〇活時代─就活・婚活・保活から見る社会論』青土社 2014
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<7/19> 働き方改革/若者の貧困化、ブラック企業対策を政府は本気でやるの?

佐々木亮(弁護士)

ブラック企業がなぜ生まれて、どうして対策をしなければならないのか、考えていきましょう。

◎主著:菅野和夫、野川 忍、安西 愈(編) 『論点体系 判例労働法4』第一法規 2015/東京弁護士会労働法制特別委員会(編著)『27のケースから学ぶ労働事件解決の実務』日本法令 2015
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<9/6> 地方創生/地方は元気になるの? 人と仕事は増えるの?

大江正章(コモンズ 代表/PARC 共同代表)

国の地方創生推進施策は、上から目線で拙速な補助金バラマキです。移住者が多い地域の取り組みを通じて住民と都市生活者が何を求めているのかを明らかにします。

◎主著:『地域に希望あり─まち・人・仕事を創る』岩波新書 2015/『地域の力─食・農・まちづくり』岩波新書 2008 ◎参考文献:小田切徳美『農山村は消滅しない』岩波新書 2014/ 小田切徳美、広井良典、大江正章、藤山 浩 (共著) 『田園回帰がひらく未来―農山村再生の最前線』岩波ブックレット 2016
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<9/20> 電力自由化/なかなか進まないのはなぜ?

竹村英明(イージーパワー株式会社 代表取締役/グリーンピープルズパワー株式会社 代表取締役/市民電力連絡会 理事長)

できないにきまってる!と思うことが「できない!」のはじまり。「やりたい!」と思うことが「できる!」のはじまり。妄想と言われても、目指す社会を構想しましょう。

◎主著:「発送電分離とともに解決すべき課題」eシフト (編) 『脱原発と自然エネルギー社会のための発送電分離』合同出版 2012/「東電解体で日本経済は復活する」eシフト (編)『日本経済再生のための東電解体』合同出版 2013 ◎参考文献:原子力市民委員会『これならできる原発ゼロ! 市民がつくった脱原子力政策大網』宝島社 2014
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<10/4(予定)> IoT(モノのインターネット)/便利さの代償とは?

※講師交渉中

第4次産業革命ともいわれる(Internet of Things : モノのインターネット)。スマホやパソコンだけでなく、家電や医療機器、ひいては私たちの身体までもがインターネットにつながることで、より便利になるといわれています。確かに便利な側面も多いですが、はたして「いいことづくめ」なのでしょうか? 専門家とともに現状と課題を考えます。

<10/18> テロ対策/共謀罪って本当に必要?

海渡雄一(弁護士)

「私は何も悪いことなんか考えないから、共謀罪なんて関係ない」と考えているあなたへ。それを決めるのは、警察です。政府に不満を述べることが悪いことにされてしまうかもしれません。テロ対策の美名に思考停止せずに共に考えましょう。

◎主著:『新共謀罪の恐怖』(共著)緑風出版 2017(刊行予定)/『戦争する国のつくりかた』彩流社 2017(刊行予定) ◎参考文献: 山下幸夫 (編著)、斎藤貴男、保坂展人、足立昌勝、海渡雄一 (共著) 『「共謀罪」なんていらない?!─これってホントにテロ対策?』合同出版 2016/海渡雄一、保坂展人(共著)『共謀罪とは何か』岩波ブックレット 2006
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<11/1> 積極的平和主義/実際には何をしようということなの?

川崎 哲(ピースボート 共同代表)

安保法制のもとで自衛隊の役割はどんどんと海外へ広がっています。国際平和協力と言いますが、本当に平和につながっているのでしょうか。誰のため? 何のため? 憲法9条はどうなる?

◎主著:『核兵器を禁止する』岩波ブックレット 2014 ◎参考文献: 前田哲男、 飯島滋明 (編) 『Q&Aで読む日本軍事入門』吉川弘文館 2014
◎参考ウェブサイト:「集団的自衛権問題研究会
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