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03. 揺らぐアメリカ、変わる世界―新自由主義の「失敗」、貧困・格差の増大、その対案はどこに?
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03. 揺らぐアメリカ、変わる世界―新自由主義の「失敗」、貧困・格差の増大、その対案はどこに?

申し込み価格(税込):
32,000


世界を揺るがし続けるトランプ現象。トランプ氏の差別主義や攻撃性は、少数の大企業や投資家、議員によるワシントン主導の政治・経済に反発する米国民の多くを惹きつけ、「変化」を求める人びとの支持は止みません。その根底には貧困と格差、産業の衰退と地域の崩壊があります。そして世界を見渡せば、米国に限らず、イギリスのEU離脱やTTIPなどの自由貿易協定への強い反発なども、現在の経済システムのもたらす矛盾や限界に対する人びとのリアクションであると言えます。
 いま世界で何が起こっているのか、米国の変容を縦軸に、世界各地でのさまざまな変革の動きを横軸に分析し、私たちが進む方向を考えます。


●2016年 6月-11月 
●原則として月曜日 19:00-21:00 
●全9回/定員30名 
●受講料:32,000円





※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。

(イメージ写真) CC : IoSonoUnaFotoCamera via Flickr
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<6/5>新自由主義の「失敗の30年」 サンダース旋風と社会民主主義の可能性

萩原伸次郎(横浜国立大学 名誉教授)

アメリカに誕生したトランプ政権の排外主義政策や新自由主義経済政策にどのように対抗するのか? バーニー・サンダースたちの民主社会主義とは何なのか? その運動の今後の可能性を探るのがこの講義の目的です。

◎主著:『新自由主義と金融覇権─現代アメリカ経済政策史』大月書店 2016 ◎監訳書:『バーニー・サンダース自伝』大月書店 2016 ◎参考文献:萩原伸次郎(監訳)『バーニー・サンダース自伝』大月書店 2016/萩原伸次郎『新自由主義と金融覇権―現代アメリカ経済政策史』大月書店 2016
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<日程調整中> 人々はなぜトランプ大統領を支持するのか 米国の貧困・格差と「反エスタブリッシュメント」の現場から

金成隆一(朝日新聞ニューヨーク支局)

トランプ候補に投票し、大統領就任後にどのような政策が出されても熱心に支持を続ける人びと。その背景には何があるのでしょうか? 大統領選から現在まで、世界を激震させ続ける米国の現場を取材してこられた講師に、人びとの声や実感をもとにお話しいただきます。

◎主著:『ルポ トランプ王国─もう一つのアメリカを行く』岩波新書 2017/『ルポMOOC革命─無料オンライン授業の衝撃』岩波書店 2013
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<日程調整中> 経済は何のためにあるのか 経済ジェノサイドと新自由主義の歴史を検証する

中山智香子(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 教授)

新自由主義の矛盾がはっきりと生じてきた現在、私たちは今後どのような経済政策を目指していけばいいのでしょうか? この回では、新自由主義の成り立ちを歴史的に振り返りながら、現在の世界を読み解く視座をお話しいただきます。

◎主著:『経済ジェノサイド─フリードマンと世界経済の半世紀』平凡社新書 2013/『経済戦争の理論─大戦間期ウィーンとゲーム理論』勁草書房 2010
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<7/24> 新自由主義グローバリゼーション批判の20年 サパティスタ蜂起からポデモス誕生まで

海老原弘子(スペイン語翻訳者/ブログ「ラモンブックプロジェクト」主宰)
1994年1月のサパティスタ蜂起から2014年1月ポデモス誕生までを軸に、スペインの民衆運動の変遷を振り返りながら、新自由主義グローバリゼーション批判とは何かを考えます。
◎本人ブログ:「ラモンブックプロジェクト」◎訳書:『もうひとつの道はある─スペインで雇用と社会福祉を創出するための提案』(共訳)柘植書房新社 2013 ◎参考文献:イグナシオ・ラモネ『マルコス─ここは世界の片隅なのか グローバリゼーションをめぐる対話』現代企画室 2002/イグナシオ・ラモネ、ヤセク・ヴォズニアク、ラモン・チャオ(共著)『グローバリゼーション─新自由主義批判事典』作品社 2006
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<9/11> 貧者を喰らう国 大国・中国の格差社会と人びと

阿古智子(東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 准教授)

戸籍制度など、毛沢東時代の不合理な制度を維持する傍ら、都市部を重視する経済開発を推進した結果、貧富の差が驚異的な水準にまで拡大した中国が直面する諸問題を論じます。

◎主著:『【増補新版】貧者を喰らう国─中国格差社会からの警告』新潮選書 2014 ◎参考文献:新保敦子、阿古智子『超大国・中国のゆくえ5─勃興する民』東京大学出版会 2016

<10/2> ラテンアメリカの社会運動、左派政権、そして人びとの経済

藤田護(慶応義塾大学環境情報学部 専任講師)

新自由主義の跋扈によって焼野原となったラテンアメリカ。そこでは、資源を含む一次産品の輸出へと回帰する動きと対抗するように、新たな経済開発へのアプローチとして「連帯経済」が推進されてきました。その背景としての、現代ラテンアメリカにおける政治と経済の動きを、アンデス諸国を中心にひも解きます。
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<10/30> 『貧しい人々のマニフェスト』を読む フェアトレードの思想と私たち

北野 収(獨協大学外国語学部交流文化学科 教授)

変革は辺境から! フェアトレード認証コーヒーを提案した南部メキシコの人びとの取り組みの今日的な意義と私たちが学ぶべき教訓を考えます。

◎主著:『国際協力の誕生─開発の脱政治化を超えて』創成社新書 2011/『アグリカルチャー─食と農を地域にとりもどす』農林統計出版 2012◎参考文献:フランツ・ヴァンデルホフ(著)、北野収(訳)『貧しい人々のマニフェスト─フェアトレードの思想』創成社 2016/北野収『南部メキシコの内発的発展とNGO─グローカル公共空間における学び・組織化・対抗運動』勁草書房 2008

<日程調整中> 排外主義・分断か、あらたな統合か 欧州市民社会の苦悩と挑戦

森千香子(一橋大学大学院法学研究科 准教授)

米国大統領選の結果は、ヨーロッパにも影響を与えていると言われ、今年はフランス、ドイツなど主要国での選挙も控えていることから、排外主義へと進むことが懸念されます。またイギリスのEU離脱や自由貿易協定への批判も強まる中で、ヨーロッパはどのような危機に直面し、どう乗り越えようとしているのか、「移民」「排外主義」を切り口にご講義いただきます。

◎主著:『排除と抵抗の郊外─フランス〈移民〉集住地域の形成と変容』東京大学出版会 2016/『ヘイト・スピーチの法的研究』(共著)法律文化社 2014 
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<11/27> 私たちはどこにいるのか みんなが幸せになる社会と経済を考える

西谷 修(立教大学 特任教授)

「経済」は富の生産や流通に関する活動領域と考えられていますが、この考えは社会を造形し、人間を分離します。現在の世界の危機状況のなかで、そこから抜け出る道を大きな視野で考えてみます。

◎主著:『世界史の臨界』岩波書店 2000/『〈テロル〉との戦争─9.11以後の世界』以文社 2006 ◎参考文献:西谷 修『アメリカ─異形の制度空間』講談社選書メチエ 2016/セルジュ・ラトゥーシュ『〈脱成長〉は、世界を変えられるか─贈与・幸福・自律の新たな社会へ』作品社 2013
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