08. 暦で見るアジア―日本文化の源流を訪ねて

申し込み価格(税込):
36,000


明治時代以前まで使われていた旧暦は、月と太陽の周期を取り入れた「太陰太陽暦」です。ひな祭りや七夕など、今は新暦で行われている伝統行事の多くが、実は旧暦の季節感に基づいています。さて、この旧暦は、もともと古代中国から東アジア全般に広がったもの。今もアジアの多くの国や地域で、旧暦をベースにした伝統行事が今も行われています。これらは一見全く違うお祭りのように見えて実は日本の行事と多くの共通点があるのです。この講座では、旧暦を通して、東アジアのさまざまな国や地域のお祭りや行事を紹介。五節句やお盆など、季節の節目のお祭りにスポットを当て、それぞれの行事や風土に詳しいゲストをお呼びしてお話を伺います。



◆講師&コーディネーター:岩崎眞美子(ライター/編集者)
1966年生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業後、出版社勤務を経てフリーランスライターに。旧暦をベースにした日本の祭や行事のほか、医療、教育問題などを中心に雑誌や書籍編集に携わる。

●主著:
『しあわせを呼ぶ和ごよみ』(共著)学習研究社 2007
『和ごよみで楽しむ四季ぐらし』(共著)学習研究社 2009ほか。

●2016年5月 - 12月 ●原則として木曜日 19:00-21:00
●全9回/定員30名 ●受講料:36,000円
※出かける回の交通費・宿泊費・食費などが別途かかります。




※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。
只今申し込みできません。お問い合わせください。

<5/26>【オリエンテーション】「旧暦」アジアと日本の暦

岩崎眞美子(ライター/編集者)

太陽と月の周期をベースにした「旧暦」は東アジアの季節感と密接に結びついています。旧暦の基本的な考え方に触れ、人間の暮らしに大きな影響を与える暦について考えます。

<6/16>【ベトナム:旧正月・端午の節句】ベトナムの旧暦行事

青木由希子(フォトグラファー)

写真家の青木由希子さんをお迎えして、現地の美しい写真とともに、ベトナムの旧暦行事を紹介し、日本との意外な共通点を探ります。

●主著・参考文献:P.T. トウェン『ベトナムの料理とデザート』青木由希子(企画・撮影)PARCO 出版 2001
08. 暦で見るアジア―日本文化の源流を訪ねて

<6/30>七夕とアジアの星の伝説

海部宣男(天文学者/国立天文台 名誉教授)

七夕伝説はどこからやってきたのか。アジア国際共同で『アジアの星物語』を編集し、詩歌から日本の星文化の歴史を探る、元国立天文台長・海部宣男さんに、七夕伝説の起源と流れ、アジアの星文化についてお話いただきます。

●主著:『すばる望遠鏡の宇宙』岩波新書 2007/『世界を知る101冊 科学から何が見えるか』岩波書店 2011
●参考文献:海部宣男『宇宙をうたう―天文学者が訪ねる歌びとの世界』中公新書 1999/海部宣男『アジアの星物語―東アジア・太平洋地域の星と宇宙の神話・伝説』(監修)万葉舎 2014
08. 暦で見るアジア―日本文化の源流を訪ねて

<7/14>【沖縄・奄美:お盆】沖縄のお盆「ウンケー」と「ウークイ」ご先祖様とのつきあい方

豊岡こずえ(沖縄文化研究所 国内研究員)

今も重要な民俗行事の多くを旧暦で行っている沖縄。ご先祖様を大切にする沖縄のお盆について、沖縄の行事文化に詳しい豊岡こずえさんにお話を伺います。
08. 暦で見るアジア―日本文化の源流を訪ねて

<9/1>【韓国:「秋夕(ちゅそく)】「旧暦八月十五日」─中秋の名月「秋夕」に食べる伝統料理とその意味

岩崎眞美子(ライター/編集者)

旧暦8月15日の「中秋の名月」は、韓国では「秋夕:チュソク」と呼ばれ日本のお盆に相当する重要な祭日となっています。実際に秋夕料理を頂きながら、中秋の名月に思いを馳せてみましょう。

<10/13>【中国:菊の節句】仙境の花・菊から考える薬草の知恵

岩崎眞美子(ライター/編集者)

旧暦九月九日は「重陽の節句/菊の節句」。古代中国で仙境に咲く花と信じられた菊の文化を通して、中国の薬草文化・伝説を紹介します。

<11/10>【花祭オリエンテーション】奥三河の花祭とは

三上敏視(音楽家/神楽・伝承音楽研究家)

農閑期の冬、各地の農村で行われてきた夜神楽。折口信夫も魅せられた奥三河の「花祭」に、神楽研究家の三上敏視さんの案内で訪れます。春を呼ぶアジアの鬼に出会う旅です。
●主著:『神楽と出会う本』アルテスパブリッシング 2009 /『民俗学事典』(共著)丸善出版 2014 
●参考文献:早川孝太郎『花祭』講談社学術文庫 2009
08. 暦で見るアジア―日本文化の源流を訪ねて

<11/12(土) - 11/13(日)>(愛知県北設楽郡を訪ねる 1泊2日合宿) 【日本:花祭り】奥三河の花祭―春を呼ぶアジアの鬼を訪ねて

三上敏視(音楽家/神楽・伝承音楽研究家)
08. 暦で見るアジア―日本文化の源流を訪ねて

<12/15>【まとめ】アジアの中の旧暦、アジアの中の日本―旧暦行事を通して考える平和

岩崎眞美子(ライター/編集者)
本講座では、アジアの暦である旧暦を通して、アジアの一員としての日本を見つめ直してきました。共に手を取り平和を創っていくために、私たちができることを考えます。