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アジア太平洋資料センター(PARC)
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06. 21世紀プロパガンダ解体新書

申し込み価格(税込):
21,000


「プロパガンダ」とは戦時中日本のことだけではなく、毎日のように私たちの触れているもの。それがどのように私たち個々人や社会全体を蝕んでいるのか徹底解剖。政府広報だけでなく、広告、エンタメ、ドラマ、婦人誌など日常のものにあふれるプロパガンダを見ていきます。
この徹底解剖の先に見えてくるのは市民がメディアを取り戻すユートピアでしょうか? それとも逃れられぬディストピア<反理想郷>の運命でしょうか? それは受講生のアナタ次第。

●2016年6月 - 9月 ●原則として火曜日 19:00-21:00
●全6回/定員30名 ●受講料:21,000円




※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。
只今申し込みできません。お問い合わせください。

<6/7>「日本スゴイ!」のしくみ

早川タダノリ(編集者)

ここ数年、すごい勢いで増えてきた「日本スゴイ!」コンテンツ。この言説を注意深く観察すると、1930年代初頭の満洲事変―国際連盟脱退の過程で発生した「日本主義の大洪水」現象にその原型を見出すことができます。当時の雑誌・絵本・書籍を鑑賞し、現代にも通じる「日本スゴイ」の仕掛けを考察します。

●主著:『神国日本のトンデモ決戦生活』合同出版 2010年/『憎悪の広告』(共著)合同出版 2015
●参考文献:戸坂潤『日本イデオロギー論』岩波文庫 1977
06. 21世紀プロパガンダ解体新書

<6/21> 想像された「日本人」の自画像

早川タダノリ(編集者)

1990年代中盤から現在までの愛国者大好き系書籍から「日本人」がタイトルに含まれる約1800冊をリストアップし、そのパターンを分類。『日本人こそ知っておくべき世界を号泣させた日本人』『なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか』など、主語がやたらとデカい珍本を鑑賞し、想像された「日本人」の自画像を考察します。

<7/5> 楽しい!? プロパガンダ

辻田真佐憲(近現代史研究者)

エンタメはプロパガンダに利用された? ナチス、ソ連、米国、北朝鮮、IS、そして現代日本。豊富な事例を通じて、知られざるプロパガンダの歴史を明らかにします。

●主著:『たのしいプロパガンダ』イースト・プレス 2015/『ふしぎな君が代』幻冬舎 2015
●参考文献:須藤遙子『自衛隊協力映画』大月書店 2013/西岡省二『「音楽狂」の国』小学館 2015
06. 21世紀プロパガンダ解体新書

<7/19> お決まりフレーズで逃げる政治家の言葉

武田砂鉄(ライター)

「極めて遺憾」「発言を撤回します」など、政治家は決まりきった言葉を繰り返し、追及から逃れようとする。その言葉を許すメディアにも問題がある。「政治家と言葉」を考えます。

●主著:『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』朝日出版社 2015
06. 21世紀プロパガンダ解体新書

<9/6> 奥様は愛国!?

北原みのり(ライター)

なぜ「普通の主婦」が愛国活動にはまるのか? 現代女性文化の中にいつの間にか潜んでいる愛国表現について考えてみましょう。

●主著:『さよなら、韓流』 河出書房新社 2013/『アンアンのセックスできれいになれた?』朝日新聞出版 2011
●参考文献:『奥さまは愛国』 河出書房新社
06. 21世紀プロパガンダ解体新書

<9/13>ユーモアはプロパガンダへのカウンターとなり得るか?

小田マサノリ<イルコモンズ>(現代美術家/文化人類学者/大学非常勤講師)

この講座では、過去から現在までの映画を中心に、それぞれの時代の大きな力に「ユーモア」で立ちむかった作家たちの作品を通して、ユーモアとそこに宿るヒューマニティについてお話します。

●寄稿:小熊英二『原発を止める人々』文藝春秋 2013
●出演:小熊英二監督『首相官邸前で』アップリンク配給 2015
●参考文献・映画:K・ブラウンロウ監督『放浪者と独裁者』2001 ジェネオン・エンタテインメント/大野裕之著『チャップリンとヒトラー/メディアとイメージの世界大戦』岩波書店 2015
06. 21世紀プロパガンダ解体新書