15. 塩はいのちの源

申し込み価格(税込):
30,000


その昔、生命は海から生まれました。塩は人間にとって最も根源的なものの一つであり、私たちの体液は海水と似ているといわれています。人は塩がなければ生きていくことができません。
人の歴史も塩と共に築かれてきました。生きていくために欠かせない栄養を取るほかに、食料保存、交易品や通貨として活用されることで社会の基盤も成してきたのです。ところが、工業化の進んだ現代では社会や経済の都合に合わせて塩が作られるようになりました。
私たちが日々、摂取している塩の多くは、自然の恵みからの授かり物ではなく、どこか不自然なものに変わりつつあります。
しかし、自然に寄り添う本来の塩づくりを復活させ、未来へ繋げていく取り組みも全国各地で広がっています。
塩の歴史や文化を学ぶと共に、「いのちの塩」の世界に漬かってみましょう。

●2016年6月 - 10月 ●原則として水曜日 19:00-21:00
●全8回/定員30名 ●受講料:30,000円
※出かける回は交通費・宿泊費・食費などが別途かかります。




※初めて自由学校通年講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。

写真提供: 株式会社 海の精
只今申し込みできません。お問い合わせください。

<6/8>聞いてなるほど!塩から広がる豊かな世界塩づくり一筋、聞くてなるほどよもやま話

寺田牧人(特定非営利活動法人 日本食用塩研究会 理事)

国を挙げてますます減塩が叫ばれている感がありますが、
人は、命あるものは、塩がなければ生きていくことはできません。
海から塩作りを行う一人として、ご一緒に楽しく学び合いたいと思っています。
15. 塩はいのちの源

<6/11(土)14:00-16:30>【東京都墨田区を訪ねる】渋谷区から墨田区へ移転した新生・たばこと塩の博物館で塩を学ぼう!

高梨浩樹(たばこと塩の博物館 主任学芸員)

塩は必需品? 岩塩や天日塩って何? 日本での製法は? 等々、意外と知らない塩を学べる展示室をご案内し、結晶の形や大きさ、味の違いについても体験メニューでご紹介します。

●主著: 『つくってあそぼう12 塩の絵本』農山漁村文化協会編 2006/『塩の生産と流通―東アジアから東南アジアまで―』東南アジア考古学会編 雄山閣 2011
●参考文献: 片平 孝『塩 地球からの贈り物』高梨浩樹監修 PHP研究所 2015/『常設展示ガイドブック』たばこと塩の博物館 2015
15. 塩はいのちの源

<7/6>いのちの塩―塩の力と民間伝承

増田幸右(日本海水学会会員/ソルト ・アドバイザー)

塩は水や空気と同じように生命を維持するのに不可欠な存在です。この塩の普遍的な価値を再発見し、 豊かな食生活と健康の維持に役立つ塩の講座でありたいと思います。

●参考文献: 武者宗一郎『自然塩健康法―いのちを守る塩』講談社 1982
●参考ウェブサイト: 「JS塩講座」
15. 塩はいのちの源

<7/27>日本の近現代化と塩の歴史 製塩法の近代化と塩の用途

橋本壽夫((財)塩事業センター 元海水総合研究所 所長/元東海大学 非常勤講師/(財)ソルトサイエンス研究財団 元専務理事)

塩の資源は無限で、生命維持、食生活、文化生活の基礎物資。「白い金」と言われたほど貴重な塩を海水から経済的に得る技術開発が必要でした。塩なしで文化生活は成立しません。

●主書: 『塩の科学』(共著)朝倉書店 2003/『塩の事典』東京堂出版 2009
●参考ウェブサイト: 「橋本壽夫の塩の世界」
15. 塩はいのちの源

<8/31>生き物として生活を見直せば健康が見えるのです 減塩ってホントに体にいいの? その常識はどこまでほんとうなの?

田中 佳(医学博士・脳神経外科専門医)

多くの方は何の疑問もなく日常生活を営んでいますが、その生活により若くして種々の難病奇病を発症しています。医療の常識も本当なのかも見直さなければなりません。

●主著: 『健康自立力』メタモル出版 2010/『続・健康自立力』 メタモル出版 2013年
●参考文献: 田中 佳『健康の原点は食と腸にある』 きれい・ねっと 2016
15. 塩はいのちの源

<9/10(土)13:00-15:00>【埼玉県日高市を訪ねる】木桶の発酵はおいしい!―発酵と塩の不思議な関係

弓削多洋一(弓削多醤油株式会社代表取締役)

美味しい醤油を作るには、いい原材料といい環境が必要です。
原材料の国内産有機大豆と、仕込み用の木桶に直に触れて、
醤油の発酵の秘密を見ていただきたいと思います。

●参考文献: 高橋万太郎、黒島慶子『醤油本』(共著)玄光社 2015
15. 塩はいのちの源

<9/30日(金) - 10/1(土)>【東京都伊豆大島を訪ねる】1泊2日合宿 作ってびっくり!海のエキスと出会う旅

●案内人:寺田牧人(特定非営利活動法人 日本食用塩研究会 理事)
協力:株式会社海の精

目前に太平洋を臨む海辺の製塩場で塩を手作りします。
塩田をめぐり塩釜の番をしながら塩を採る貴重な体験。
夜には満天の星々、天の川が広がる伊豆大島で共に学びましょう。
塩は海からの贈り物、海水からできるって知ってはいても感動必至です。

<10/12>ゲランドの塩職人の挑戦 ―自然と共生する地域事業起こし―

幕田恵美子(オルター・トレード・ジャパン政策室)

塩職人たちは時代を越えてコツコツと塩田再興運動を積み上げてきたのです。そ
れは、単なる塩づくりを越えた社会変革運動であり、生態系との共生を実現する
ことなのです。