●講師:中津川浩章(画家/アートディレクター/フリーキュレーター)

7/8 リレーして絵を描く:「対話しながら一枚の絵を見てみよう」<グループワーク/紙粘土>
参加者全員でリレーして一枚の絵を描き、その後粘土で立体を作ります。マーク・ロスコ、G・バゼリッツ、G・リヒターなど絵を見て感じたことを感じたまま話し共有し表現します。
10/2(土)「印象派とV・ゴッホとヨーロッパの近代」<点描体験>
印象派の成立からヨーロッパの近代を考え、生きづらいゴッホの人生と近代的自我を語ります。モノクロームの画面からカラーへの移行を制作します。静物の明暗を鉛筆で表現。そこから点描の方法で水彩画を描きます。
10/21(木)「自分って何だろう?」アートセラピー<写真でつくるマンダラ・コラージュ>
アートセラピーやそれに関係するアート、アーティストについて知り、マンダラ・コラージュの方法を使って体験します。
11/4(木)講師と一緒にライブペインティング
大きい紙に絵具でライブペインティング。終わってから感想をダイアローグ。作品は好きなところをカットして持ち帰ります。
11/11(木)プレゼンテーションと講評 その1
前期の講義でつくった作品を囲んで、参加者全員でダイアローグします。どんな思いで何を感じながら作ったのか、自分の作品を語ることでの気づき、他者の感想を聞くことで新たな発見があることでしょう。
11/13(土)【終日講座】「自画像は語る」<様々な視点から自画像を描く>
なぜアーティストたちは、自画像を描きつづけてきたのか?フリーダ・カーロを中心にレンブラント、ゴッホ、ピカソなどの画家の自画像を見てダイアローグします。作品を味わった後で、様々な角度から自己を観察し、じっくり時間をかけて自画像を制作します。
(※感染症の状況により、日帰りプログラムへ変更になる可能性があります。)
11/18(木)「イメージと記憶の交差点」<自分だけの写真集制作>
歴史的に重要なアート、広告写真を見てダイアローグします。写真史とともにアンリ・カルテェ・ブレッソン、U・アッジェ、ダイアン・アーバス、広告写真などをレクチャー、ダイアローグ、その後自分だけの写真集を作ります。
12/2(木)「夢・表現・シュルレアリスム、作家の田口ランディさんを交えて」<水彩・クレヨン>
夢は自我や無意識の反映だけでなく、日々の生活や社会からの情報をも反映しています。シュルレアリスムの作品について対話し夢・無意識について考えます。そのあと、夢日記から水彩・クレヨンによる夢ドローイングをします。

12/4(土)【「ゴッホ展─響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」展(東京都美術館)を訪問】展覧会を見に行きその印象をダイアローグ<水彩・クレヨン・鉛筆>
東京都美術館で「ゴッホ展─響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」展を鑑賞し、その印象や感じたことをダイアローグし、言葉や絵画で表現します。
(※感染症の状況により、プログラムが変更になる可能性があります。)
12/19(日)午後【埼玉県川口市・アート施設「工房集」を訪ねる】アウトサイダーアートの現場へ
世界的に活躍している作家を生み出している障害者のアート施設「工房集」の展覧会を訪問します。
(※感染症の状況により、プログラムが変更になる可能性があります。)
1/13(木) 「表現の本質って?」アールブリュット<自由な素材で表現>
アール・ブリュット、アウトサイダーアートの作家の作品を見て、感じたことを話し、「表現すること」そのものについて考えてみましょう。ワークでは自由な素材で表現します。
1/20(木) プレゼンテーションと講評 その2
後期の講義でつくった作品を囲んで、参加者全員でダイアローグします。これまでに作った作品について、互いに感想や意見を出し合うことで、さらに深めます。アートは誰にでも表現でき、語れると実感することが大切です。時代や状況が変わっても、一人ひとりの生きるエネルギーとしてのアートの本質は変わりません。作って終わりではなく、時代を見る目と表現の楽しさを体験し、語り合いましょう!