◆講師:内田佳子(国際ビオダンサ連盟)
ブラジル音楽に惹かれ、サンバチームでの活動を経て、ブラジルの住民運動を支援するNGOに参加。ブラジルでビオダンサに出会い、2000年に初めてビオダンサを日本に紹介。ファシリテーター資格、養成資格、子ども・思春期向けファシリテート資格を取得。定期クラスやワークショップを開催しつつ、自らも様々なワークや勉強会に参加し、心と身体のつながりを探究し続けている。日本ソマティック心理学協会会員。同ソマティック・プラクティショナー・ネットワーク世話人。

7/8 プロローグ―あたらしいはじまり
各クラスにはじまりとおわりがあるように、この講座全体も大きなひとつのサイクルです。自己紹介やビオダンサについての簡単な説明に続いて、音楽と動きのなかで、グループとしての旅を出発していきます。
7/22 リズムとたわむれる
私たちの日々や一生には、様々なリズムやフェーズが訪れ、それぞれに異なる可能性をもたらしてくれます。いろんなテンポや旋律の曲によって引き出されてくる動きや身体感覚を発見し、味わっていきます。
8/5 自己調整の力を育む
自分にとっての「ちょうどよい」「しっくりくる」動きやタイミングをキャッチする力は、健康に生きる上でとても重要です。エクササイズにトライすることと、自分のペースを尊重することのバランスに光をあてていきます。
8/21 日帰りリトリート
毎回のクラスも「非日常」ですが、都会を離れ、ゆったりとともに過ごす1日は、私たちをいつもとは違う地平に立たせてくれます。昼休憩をはさんで、2つの部に分けて踊ります。
9/2 心地よさとともに
物事の遂行や達成に気をとられるうちに、つい取りこぼしがちな「心地よさの感覚」に寄り添い、身体が持っている「快」を取り戻し、謳歌する糸口を探っていきます。
9/16 出会いと創造
わたしたちの奥底に息づく可能性は、他の存在と関わることで生き生きと動き出します。すれ違いも含めて受けとめ、ライブにかけあう中からあらわれる協奏の可能性を探っていきます。
9/30 自然のエレメントを踊る
トーロは、私たちの創造の試みに、力動的な想像力をかきたててくれる要素として「地」「水」「火」「空気」の要素をビオダンサにとりこみました。この回では、いずれかの要素に焦点をあてていきます。
10/14 ”Untitled” (1)
ここまでのグループの歩みをふまえて、ファシリテーターがこの回に向けたテーマを選定してクラスを行ないます。
10/28 「型」からあふれだす力にふれる
トーロは、世界各地の彫刻、壁画、絵画等に現れる所作の中から、地域、時代、文化を超えて人間に共通する力を象徴する22種類のポーズを汲みとり、「生成力のあるポーズとして導入しました。そのうちのいずれかを体験していきます。
11/11 慈しみと再生
人と人のあいだの慈しみを、トーロはアフェクティビティという言葉で表現し、ビオダンサの中心に置きました。与え、受け取り、支え、支えられる中での蘇りの可能性に触れていきます。
11/25 個とコミュニティ
ひとりひとりの独自性がコミュニティに力を与え、コミュニティが個の輝きを促すダイナミズムを、グループ・ワークのなかから受け取っていきます。
12/9”Untitled” (2)
ここまでのグループの歩みをふまえて、ファシリテーターがこの回に向けたテーマを選定してクラスを行ないます。
12/23 フィナーレ
半年間のサイクルのしめくくりとして、ともに歩いていたプロセスそのものへの祝福をこめて、踊り納めをしていきます。