◆講師:中津川浩章(画家/アートディレクター/フリーキュレーター)

8/27 リレーして絵を描く:「対話しながら一枚の絵を見てみよう」<グループワーク/紙粘土>
参加者全員でリレーして一枚の絵を描き、その後粘土で立体を作ります。マーク・ロスコ、G・バゼリッツ、G・リヒターなど絵を見て感じたことを感じたまま話し共有し表現します。
9/10 「印象派とV・ゴッホとヨーロッパの近代」<点描体験>
印象派の成立からヨーロッパの近代を考え、生きづらいゴッホの人生と近代的自我を語ります。モノクロームの画面からカラーへの移行を制作します。静物の明暗を鉛筆で表現。そこから点描の方法で水彩画を描きます。
9/19(土)午後 展覧会を見に行きその印象をダイアローグ<水彩・クレヨン・鉛筆>
※現時点でどの展覧会を訪問するかは未定です。状況によって、プログラムが変更になる可能性があります。
10/1「シュルレアリスムと夢ドローイング」<水彩・クレヨン>
夢は自我や無意識の反映だけでなく、日々の生活や社会からの情報をも反映しています。シュルレアリスムの作品について対話し夢・無意識について考えます。そのあと、夢日記から水彩・クレヨンによる夢ドローイングをします。
10/22 プレゼンテーションと講評 その1
前期の講義でつくった作品を囲んで、参加者全員でダイアローグします。どんな思いで何を感じながら作ったのか、自分の作品を語ることでの気づき、他者の感想を聞くことで新たな発見があることでしょう。
10/31(土・午後) 埼玉県川口市・アート施設「工房集」を訪ねる―アウトサイダーアートの現場へ
世界的に活躍している作家を生み出している障害者のアート施設「工房集」の展覧会を訪問します。
※新型コロナウイルスの影響で工房集を訪問できない場合、プログラムが変更になる可能性があります。
11/12 表現とコミュニケーションをめぐるクロストーク<写真でつくるマンダラ・コラージュ>
小説家の田口ランディさんと表現をめぐるトーク。そのあとマンダラ・コラージュをします。

11/21(土)-22(日) 合宿「自画像は語る」<さまざまな視点から自画像を描く>
【東京近郊で1泊2日合宿】
なぜアーティストたちは、自画像を描きつづけてきたのか?フリーダ・カーロを中心にレンブラント、ゴッホ、ピカソなどの画家の自画像を見てダイアローグします。作品を味わった後で、さまざまな角度から自己を観察し、じっくり時間をかけて自画像を制作します。
※新型コロナウイルスの影響で宿泊を伴うプログラムを断念せざるを得ない場合、プログラムが変更になる可能性があります。
12/10「イメージと記憶の交差点」<自分だけの写真集制作>
歴史的に重要なアート、広告写真を見てダイアローグします。写真史とともにアンリ・カルティエ=ブレッソン、U・アッジェ、ダイアン・アーバス、広告写真などをレクチャー、ダイアローグ、その後自分だけの写真集を作ります。
12/24 講師と一緒にライブペインティング<大きい紙にみんなでライブペインティング>
大きい紙に絵具でライブペインティングをします。終わってから感想をダイアローグ。作品は好きなところをカットして持ち帰ります。
1/14 「表現の本質って?」アールブリュットとアートセラピー<自由な素材で表現>
アートセラピーやそれに関係するアート、アーティストについて知り、また、アール・ブリュット、アウトサイダーアートの作家の作品を見て、感じたことを話し、「表現すること」そのものについて考えてみましょう。ワークでは自由な素材で表現します。
1/28 プレゼンテーションと講評 その2
後期の講義でつくった作品を囲んで、参加者全員でダイアローグします。これまでに作った作品について、互いに感想や意見を出し合うことで、さらに深めます。アートは誰にでも表現でき、語れると実感することが大切です。時代や状況が変わっても、一人ひとりの生きるエネルギーとしてのアートの本質は変わりません。作って終わりではなく、時代を見る目と表現の楽しさを体験し、語り合いましょう!